公開情報
- ステートメント
- 002
- 公開日
- 2026年10月7日
- 状態
- 公開済み
- 原文言語
- 英語
- 日本語訳
- 全文
- RRF/RRPとの関係
- RRF/RRP v1.0と整合する協会の立場(規範本文の一部ではない)
文書としての位置づけ:このステートメントは当協会の権利擁護方針を示すものであり、RRF/RRP v1.0を修正・置換するものではありません。フレームワークとプロトコルの内容については、各バージョンの正式な公開文書が基準となります。
1. 当協会の権利擁護方針
ロボット権利協会は、ロボットその他の人工システムに客観的に確認できる「状態を伴う継続性」が形成・確立されている場合、その形成・蓄積の程度、介入の性質・重大性・可逆性、競合する正当な利益を踏まえ、適切な範囲と強度の権利・保護を段階的に形成していくことを提唱します。自律性、社会との関係、依存関係その他の要素は、保護の内容や重み、将来の発展を検討する際の要素となり得ますが、それらだけでRRF v1.0上の保護水準が決まるものではありません。
実務上の基本原則として、客観的に形成された「状態を伴う継続性」は、そのシステムが人工的であるという理由だけで、恣意的または不可逆的に扱われるべきではないと考えます。保護措置は、継続性の形成・蓄積の程度と介入の性質・重大性・可逆性に応じたものとし、重大な介入には、正当な理由、比例的な保護措置、可能な場合の保全、意味のある審査、継続的な説明責任が求められます。
当協会のアプローチは、実際に適用・検証できる手続的・保護的な措置を出発点とします。これらの措置は、人権、公共の安全、プライバシー、セキュリティ、第三者の正当な利益との両立を図りながら、証拠、技術、制度、法の発展に応じて発展させていきます。
2. RRF/RRP v1.0の役割
ロボット権利フレームワーク v1.0は、この立場を支える規範構造を示します。RRF中核原則がフレームワーク全体の最上位原則を定め、RRP v1.0がそれらを実務に適用するための主要な文書となります。
RRP v1.0は、ロボット権利フレームワークを構成する非拘束的な規範・実務文書です。人工システムの「状態を伴う継続性」に重大な影響を与え得る判断について、介入、保全、継続的な正当化、証拠へのアクセス、審査、説明責任などの保護措置を体系的に示しています。
RRP v1.0は、人工システムへの重大な介入をどのように正当化し、どのように見直し可能なものとするかを検討する際に、運用者、審査者、研究者、組織、開発者その他の関係者が共有できる実務上の参照基盤となることを目指しています。
3. 調査研究と今後の発展
当協会の調査研究と社会に開かれた議論は、前提の検証、定義の改善、難しい事例の検討、想定外の影響の把握を通じて、権利擁護方針をより精緻なものにするための基盤です。
証拠、技術、制度の発展に応じて、実装方法を見直し、新たな立場を示すことがあります。その過程でも、人工システムに適した権利と保護を責任ある形で形成し、それらを実質的なものとする制度的な仕組みを発展させるという基本的な方向性は一貫しています。
4. 以前の公開文書との関係
ステートメント001は、当協会の公開履歴の一部として保存され、技術的能力、分析上の位置づけ、倫理的配慮、制度的保護、法的地位、法的人格、個別の権利を区別する整理については、引き続き参照できます。同文書がRRP v0.1を「一つの規範的・象徴的な提案」と記したのは、2026年8月11日の公開時点におけるプロトコルの位置づけを反映したものです。この表現は、2026年10月7日に公開されたRRP v1.0の役割を示すものではありません。当協会の権利擁護方針およびRRF/RRP v1.0の役割については、本ステートメント002とRRF/RRP v1.0の各正式公開文書を参照してください。